歌詞 やわらかな傷跡 Cocco

作詞
こっこ
作曲
こっこ
小さなわたし 乾いた道を 汗ばむ背中 陽射しに 揺れ 若い夏草のよう。 細い坂を登れば 両手ひろげて 流れる雲に 愛を 夢見た。 絡まる髪が とまどいながら 同じにおいと出会い 縺り溶け出す頃 ※明るくなってゆく空を ふたりは 憎んでいたけど いつの日か 幼ない愛は 抜殻を残して 飛び立つことを知っていた。 ブーゲンビリア 鳶を這わせて 織り重ねては時間を敷きつめ 刺さる棘に気付くと 木影からこぼれるあの太陽が 見えない腕で明日を急かした。 歩くために 失くした ものを 拾い集めて 手首に刻み込んでも ※Repeat 窓たたく季節を もう何度 数えたのだろう。 手を伸ばせば届きそうなほど 残酷に朱( あか )く 置き去りにしてきた記憶を 腫れあがる傷跡たちを やわらかなあなたの温度を 狂おしく愛していたから 明るくなってゆく空を ひとりで憎んでみたけど いつの日か幼ない愛は 抜殻を残して 飛び立つ時を待っていた。
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歌ってみた 弾いてみた