歌詞 腰まで泥まみれ 元ちとせ

作詞
PETERSEEGER
作曲
PETERSEEGER
昔ぼくが優秀な軍隊の隊員だった時 月夜の晩にイルジアナで演習した 隊長はぼくらに河を歩いて渡れと言った ぼくらは膝まで泥まみれだが隊長は言った「進め」 「隊長 危ない引き返そう」と軍曹は言った 「行くんだ軍曹、俺は前にここを渡ったぞ ぬかるみだけど頑張って歩き続けろ」 ぼくらは腰まで泥まみれだが隊長は言った「進め」 「隊長 こんな重装備では誰も泳げません」 「そんな弱気でどうするか、俺についてこい 俺たちに必要なのはちょっとした決心さ」 ぼくらは首まで泥まみれだが隊長は言った「進め」 月が消え溺れながらの叫びが聞こえた 隊長のヘルメットが水に浮かんだ 「今なら間に合う 引き返そう」と、軍曹が言った ぼくらは泥沼から抜け出して隊長だけ死んでいった 裸になって水に潜り死体を見つけた 泥にまみれた隊長はきっと知らなかったのだ 前に渡ったよりもずっと深くなっていたのを ぼくらは泥沼から抜け出した「進め」と言われたが これを聞いて何を思うかはあなたの自由 あなたはこのまま静かに生き続けたいだろう でも新聞読む度 甦るのはあの時の気持ち ぼくらは腰まで泥まみれだが馬鹿は叫ぶ「進め」 ぼくらは腰まで泥まみれだが馬鹿は叫ぶ「進め」 ぼくらは腰まで、首まで、やがてみんな泥まみれ だが馬鹿は叫ぶ「進め」
歌ってみた 弾いてみた