歌詞 ブルーフィルム cali≠gari

作詞
桜井青
作曲
桜井青
みんな青春が死んで大人に落ちていっちゃったあの日。 あぁ、僕はただ、誰かの体温と同じになりたかったんです。 空気が薄い映画館が良くて、誰かに「大好きだよ。」って 言って欲しくて、どんな手でもギュッて握ってみたよ。 全部、疑手だったんですけどね。 みんな青春が死んで大人に落ちていっちゃったあの日。 あぁ、僕はただ、誰かの体温と同じになりたかったんです。 古いベッドと黄ばんだシーツで、名も知らない嘘と抱き合いながら、 今日だけは1人で落ちてみます。 だって、朝日は昇るから。 カタカタと音を立てて映写機は回ります。 色褪せた青い場面、スクリーンに映します。 もつれ合う弱い声はちっぽけな強さになり、 凍てついた僕の時間、 温かい胸の中で壊すでしょう。 幾つもの高い壁と幾つもの深い傷に、言葉もなく打ちのめされて、 それでも歩くのなら-。 カタカタと音をたてて映写機は回ります。 色褪せた青い場面、スクリーンに映します。 何気ない優しさはぼんやりと腰を下ろし、 こわばった僕の心、 張りつめた糸も切らし-。 「誰の為じゃない自分の為に、みっともないくらい泣くのもいいさ。」 誰かの体を散歩します。夜明けまで散歩します。 もつれ合う弱い声はちっぽけな強さになり、 凍てついた僕の時間、 温かい胸の中で壊すでしょう。 -行き場のない僕に告げたブルーフィルム。
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