【声劇】手紙

(あなたのお名前)

少女は最期に何を伝えるのか。 ↓以下から読んでください。 あのね、ずっと言えなかったことがあるんだ。 何十年と私の心にしまっていた思い。 私はあなたが大好きでした。 あなたの笑顔が何よりも好きでした。 一緒にいれた時間は大事な大事な宝物。 喧嘩した日も、泣いた日もあったけど、楽しかった日のほうが多かったな。 …伝えるのが遅くてごめんね。 本当は手紙じゃなくて直接言いたかったから伝えないでおこうと思ったのだけれど、ここで伝えなくちゃいけないと思ったの。 もう会えなくなるからこそ、ちゃんと自分と向き合おうって。 もう強がりはやめたの。嘘つきはやめたの。 お別れするのは悲しいし、辛いよ。 でもね、そう思える時間を過ごせたってことがすごく嬉しい。 約束はちゃんと守るよ。 また生まれ変わってあなたに会いに行くから待っててね。 その時はちゃんと自分の口から気持ちを伝えるから。 次はどんな姿であなたに会えるかな。 >>>>> この手紙を遺して僕を残して、彼女は消えていった。 あの日から、彼女が見えることはなくなった。 寂しくないといえば、嘘だ。 僕はいつか来る死を待つ。 ゆっくりと時間をかけて、君に会いに行くよ。 >>>>> あの花パロです。 死んだ少女が幽霊となり、ある日突然少年の前に。 そしてその少女が成仏して消える寸前に遺した手紙。 一人称変更、アドリブOKです。 「僕」視点は蛇足なので、読まなくていいです。 分かりにくくてすいません(_ _;) ※使用の際は拍手orコメントお願いします。音源貸出の方にも拍手などをしてください。