【朗読声劇】約束のヒガンバナ

読み手《kia01》

街並みさんの台本素敵ですねー(*^◯^*) ∞----------------------∞ 俺/私は君と一つの約束をした。 『大人になったらここでまた会おう。』って。 あれから、何年の時が過ぎただろうか。 楽しかった青春時代も終わり、 夢に向かって進み、 気づいたら約束なんて忘れていた。 時々思い出しては見るものも、 「どうせ君も忘れているだろう。」 そう勝手に思い込んでいた。 ある日、花屋の前を通りかかると、 俺/私はあの時の約束を思い出した。 そして、約束の場所へ向かった。 なんで今まで忘れてたんだろう。 …いや、忘れてたんじゃない。 俺/私の事を忘れた君に会うのが怖かっただけだったのかも知れない。 約束の場所。 "彼岸花"が沢山咲く場所。 そこに君はいた。 そして、君は俺/私にこう言うんだ。 『信じてた。』って。 だから、俺/私はこう言い返すんだ。 『当たり前。』って。 ∞----------------------∞