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匿名希望S
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いつまで続くこのシリーズ!?(全キャラぶんやります。)
第4回魔法学園エルクドの世界観を知ってもらうため((ry
です。
今回は伏見天音&静 姉弟のお話です。(静くん視点です。)
一回目:あかね×冬美×ここな→http://hibari.nana-music.com/w/player/00fea62a/
二回目:ももか→http://hibari.nana-music.com/w/player/01013e2b/
三回目:なつ→http://hibari.nana-music.com/w/player/0101f61a/
「姉貴、また俺のプリン食べただろ。」
「うまかったよ。ごちそうさん。」
「勝手に食うなよ…」
「毎回言ってるだろ。実力で奪い返せって。」
「居ないときに食べるくせに。」
「目の前で堂々と食えばいいのか?」
「…いや、もう好きにしろ。」
姉貴に勝てるわけがない。だって姉貴は、強い。姉貴が喧嘩で負けた話を聞いたことがない。
「静、お前は男だ。これから強くなる。私が強いのは今だけだ。」
寂しそうに言った姉貴の顔を忘れたことはない。
暴れ回ってるときにみせる笑顔が、余計に胸を絞める。
「俺では、あの笑顔を引き出せない。もっと、もっと強く。強くなるんだ。」
姉貴に肩並べて歩けるくらいに。
とある日、俺は、魔法使いに覚醒した。
嬉しかった。力を手に入れられた。これで、姉貴と並んで歩ける。
けど、魔法学園は寮生活だ。四年は会えなくなる。
魔法学園を卒業しても、普通の人とは違う就職先に就くだろう。
…もう会えない。じゃあ、魔法なんて要らない。
「静、覚醒したんだって。おめでとう。」
おめでとう?姉貴にはこの気持ちわからないくせに。
「これで、静に勝てなくなるな。悔しいけど嬉しいな。」
…は?
「負けるのは悔しいが、静が強くなってくれて嬉しい。…というわけで、ラストバトル始めるか。」
姉貴は、片手にプリンを持っていた。
「派手なお別れ会だな。」
「ははっ、私らしいだろ?」
姉貴が蓋を開けると、バトルは勃発した。
#魔法学園エルクド
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