一人声劇【ETERNAL】
葉月
一人声劇【ETERNAL】
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言葉が涙が思いが詰まって
気が変になりそうでも
出口は初めから 用意されてなかった
幸せな景色は移調今凍るように
全てが死に絶えるように
乾いた音色 奏で始める
春から冬へ季節は遡った
回り続ける囚われた世界
肌になじんだ残酷な魔法
聴き慣れてしまった
凍るようなメロディ
光を見たような気がしたんだ
けれど音色は
歩き出した僕の祈りをほら
あざ笑うように
歌う事しか 残されていないなら
喉がちぎれる程
この胸をかきむしるように
そして凍りついていく
この身体も まっすぐな気持ちも
永遠の中に 封じ込められてしまう
まるで 標本の様に
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