思い出色に
まえざわけんいち
思い出色に
- 23
- 2
- 0
思い出色に
新たな門出が見えたなら
今が思い出色になる
冷たい風に包まれて
自転車漕いで息を荒げる
駅に向かうすれ違う人
白い息が溶けていく
思い出す笑いあった日々を
過ぎていく過ぎていく今
止まれないまま複雑なこの先へ
まだ過ぎてないこの今が
もう思い出色になっていく
でもあの日から会えないもう居ない
いつまでも色あせないあの人は
きみの中のあの人は
どんな色に見えますか
そんな事を思ってる今日も
過ぎていく 過ぎていく 今
止まれないまま複雑なこの先へ
誰もが消える この先へ
些細な事で落ち込んで
着信の音がして画面をみる
きみのイイネ!に満たされた
5月の風のような温もり
ねこは気ままに丸くなり
外は雪がちらついて
この寒さもやがて春が来て
止まれないまま複雑なこの先へ
コメント
まだコメントがありません