うん。なんか。ごたごたです。難しいです。
音痴が通ります
暖炉の炎が煌々(こうこう)と霞む自意識を照らしだして
絵の具はやがて泥に変わり、それでも眩暈(くるめき)、美しく
各自(てんで)の愚劣(ぐれつ)をぶら下げた、狂いに狂った蒙昧(もうまい)どもの
批評家気取りの値踏みの目、ここに価値あるものはないさ
誰も見たこともない景色を誰にも見せることなく描いた
朽ちゆく心に讃美(さんび)の歌を礼讃(らいさん)の声を死に花に泪を
群青に染まりゆく箱庭に咲くはとりどりの
悲しみに満ち満ちた不揃いな造花で花束を
痩せぎすに瞬いた新月を食む(はむ)は白鯨(しろくじら)の
遊波が凪いだ街、その暗がりに色を塗るよ
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