【一人声劇】星におもう

読み手：くもり　　台本：しろーぬ様

初めて声劇を読ませていただきました。 ありがとうございます！ 囁き気味なので、音量小さめです 以下台本 シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン、リゲル 英雄の名前みたい、君は笑った。 寒くなればなるほど、いっそう輝きを増す、冬のダイアモンド。 波打ち際の静かな浜辺は僕たちの特等席。 毛布をかぶって夜空を眺める。 聞こえるのは波の音、風の音、遠くに走る車の音、君の声。 星探しを手伝うことを口実に、体を寄せ合うことができた。なんて君が知ったらあきれられてしまうのだろうか。 さっき自動販売機で買ったミルクティーはもう冷たくなってしまったけれど、 あたたかくてやさしい時間。 いつまでもこのままでいられるんだろうか。 そんなことつゆほども考えないくらいに満たされていた。 最後に星を眺めたのはいつのことか。 君も変わらず星を探しているのだろうか。 一巡（ひとめぐ）り。また一巡り。 どうか、どうか その瞳の前には、くもりなき夜空が広がっていることを。 #台本 #声劇 #一人声劇 #声劇台本 #朗読 #星 #冬 #コラボ歓迎です