【二人声劇】罪深き予知者
読み手: 台本:砂糖水
【二人声劇】罪深き予知者
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愛すれば君を傷つけますか
「」
『』
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「私の未来を見てくれませんか?」
未来が見える、それは僕ができる
何の役にも立たない、唯一の魔法
「私、病気なんです…だけど死ぬのはいつかわからない
だから、先に知りたいんです…私が死ぬ日を」
『ごめん…予知はもう使わないことにしたんだ』
「どうして…?素敵な力なのに」
『見たい未来が見れるとは限らない
でも、未来は変えられない…そんな重荷は背負えない
悪いけど帰ってくれるかな』
「…わかりました
でも、私、また来ます」
訪れる不幸な未来、誰もがその怒りを僕に向けた
きっと…君も…
「…私、残った時間の使い方を決めたいんです
だから…未来が知りたくて」
『…何度来たって同じだよ…』
「そうですか…
私、あなたと話す時間…好きですよ
また…来ていいですか?」
『…好きにすればいい』
本当は、君の未来をもう知っている
でもそれを伝えれば…ここに来る理由は無くなる
「私の未来、見てくれますか?」
『…見ないよ』
「私、もう死んじゃうかもしれませんよ?」
…残された時間を君と過ごしたいと願う僕は
許されないだろうか
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