【魔人と少年】1人声劇
読み手:ゆえ 台本:Fuu🐻❄️
【魔人と少年】1人声劇
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素敵なお話です
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長い間一人ぼっち、ランプの中で過ごす魔神が居ました。
ある日、そんな魔神を外の世界へと出してあげた少年が居ました。
ランプの魔神は久しぶりに外の世界へ出れた事、
なにより、寂しさから解放された事を
その少年にとても感謝していました。
ランプの魔神は嬉しさから
少年の願いを何でも叶えてあげました。
ランプの魔神は喜ぶ少年を見てとっても幸せでした。
ある日、少年が言いました。
「魔神さん、沢山願いを叶えてくれてありがとう!
あのね、最後にどうしても叶えて欲しい
願いがあるんだ。」
ランプの魔神は最後と言う言葉を聴き
とても悲しくなりましたが
魔神は言いました。
「君が叶えて欲しい願いなら何でも叶えてあげるよ。
最後のお願いはなんだい?」
少年は言いました。
「僕、友達が欲しいんだ!」
魔神は悲しい気持ちを我慢しながら言いました。
「君が望むなら」
その時、少年が慌てて魔神に言いました。
「違うよ、出して欲しい訳じゃないんだよ?
僕は君と友達になりたいんだ
願いなんて叶えなくたっていい。
僕の大切な友達になってよ。」
それを聞いた魔神は嬉しくて涙を流しました。
そして、魔神は最後の願いを叶えてあげました。
魔神を白い煙が包み込み、
人間の少年へと生まれ変わったのです。
そんな魔神を見て少年は嬉しそうに笑みを浮かべ
2人の少年は友達としてずっと仲良く暮らしました
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