声劇「セーブポイントの有効活用」

勇者のしゅーいちと魔王の鈴歌

勇者しゅーいち、私を倒してみよ！… ………ごめん(´・ω・｀) ───────────────────────── 勇者「なぁ、魔王」 魔王「なに、勇者」 勇者「少し確認したいんだけど」 魔王「うん、なに？」 勇者「ここに来る前に【ここから先は後戻りできませんがいいですか？】って注意書きがあったよな」 魔王「うん、ラスボス前だからね、書いといた！」 勇者「そしてここに、セーブポイントが置いてあるよな」 魔王「うん、ラスボス前だからね、置いといた！」 勇者「なんで置いちゃったの」 魔王「え」 勇者「戻れないじゃん！」 魔王「うん？」 勇者「いや、ここで魔王と戦って、負けたらセーブポイントからスタートでしょ？そしたら街に戻れないでしょ！」 魔王「あー、うん！」 勇者「うん！じゃないんだよ！どうすんだよ！ってか、なんで魔王そんなに強いんだよ！」 魔王「えっ、勇者、今まで本気だったの？」 勇者「初めから本気だよ！全力だよ！レベル99だよ？カンストだよ？なんで魔王を倒せないんだよ！！」 魔王「だって勇者、仲間連れてこないから……まさか一人でここまで来るとは思ってなくて」 勇者「連れてこないんじゃなくて、いないんですー！ぼっちなんですー！察してくれよ！！」 魔王「えっ？前に一緒だった魔法使いは？……あ。ご、ごめん」 勇者「いいけどさ、もうさ、なんでこんな所にセーブポイント置いたの」 魔王「いやー、ここに置いとけばまたすぐに勇者に会えるかなぁって！」 勇者「それで15回も戦ったけどさ、勝てないじゃん！どうするの。セーブポイントはここだし、街に戻れないし、詰んだよ？これ！詰みゲーだよ！」 魔王「あ、あの！えっと……世界、半分いる？」 勇者「いらねぇよ！！」 ───────────────────────── #声劇 #2人声劇 #台本 #ギャグ #コント #白岩ぱんだの台本 #ギャグRPG日和