『二人声劇台本』夜に貴き君の血属
貴方とあなた
『二人声劇台本』夜に貴き君の血属
- 138
- 16
- 0
あの光が肌を白く染め上げる
心をジリジリと焼いていく
後悔は捨てる場所を探している
......................................................
■あの貴き夜が来た
彼女が愛した香りがする
「貴女はいつだって狡い人だ」
(缶を開ける)
▲「あぁ喉乾いたな。」
■「貴女はいつだって渇いていた。」
▲「君は死ぬのが怖いんだね。」
■「貴女は言葉を操る人だった。」
▲「踊ろうよ、さぁ手を取って。」
■「…僕は些とも踊れませんから。」
▲「いいから私に従って。きっと楽しいから。」
■「るったった。るったった。」
▲聞いた事のない韻律を奏でる貴女。
■「り、るった。り、るった。」
▲その足取りに迷いはない。
■嗚呼もしも願うが叶うなら。
「貴女の血属になりたいな。」
(電話の音。)
▲「君と会うのも最期かな。」
■「どうして、そんな嘘だ。」
▲「さようならの代わりにもう一度踊ろう。」
■「嫌ですよ、僕を貴女の血属に…。」
■今日もまた朝が来た。
触れ合った指先はまだ冷たいままだ。
────アドリブ&性別変更大歓迎─────
精神状態があまりにも終わってるからこっちに帰れないかもしれない。この作品が────
前の台本⤵︎ ⤵︎
次の台本⤵︎ ⤵︎
unknown
#コラボ募集 #朗読者募集 #オリジナル #拍手返します #朗読 #台本 #無力な僕 #BGM #声劇台本
コメント
まだコメントがありません