【1人声劇】魔性【無音台本】
読み手: 台本:十蘭風
【1人声劇】魔性【無音台本】
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ーーーーーーー理解してくださらなくて結構。
⚠️注意事項⚠️
匂わせ程度のセンシティブな内容が含まれます。閲覧の際はご注意ください。
🚫禁止事項🚫
・伴奏者様オリジナルタグ及び #十蘭風劇場 のタグの削除
・自作発言
・nana外への台本の持ち出し
・サウンドのダウンロード
・内容の大幅な改変
※二次創作などは明記していただければアリ
🙏お願いしたいこと🙏
演者様、伴奏者様への配慮は必ずお願いします。
書き手へのコメントもお願い致します。
(皆様のお声をお聴きしたいので、是非)
語尾・一人称・性別変更⭕
キャプション転載 良識の範囲内で⭕
軽微なアドリブ、時間調整のための台詞の増減⭕
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読み手:???
被虐嗜好の持ち主。
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以下、台本↓
自覚したのは中学の頃だったか。
be動詞に過去分詞をくっつける。たったそれだけで、動詞の主従関係が容易く(たやすく)逆転する。
シナプスがつながる知的興奮とは違う、身体中を巡る甘い痺れがそこにあった。
訳出(やくしゅつ)される「られる」の言いにくさすらも、軽い疼きを覚えてしまいそうだ。そもそも発音の丸みからして美しい。耳穴(じけつ)と鼓膜を這い回るように、ラ行の音が連なっている。
イニシアチブを握られる歓びは、少しあとになって覚えた。恥辱を感じると、そこに自分以外の人間が生きているという確かな心地がする。受け身になることで、自分と相手の境目が消える心地よさは、抵抗感という生(せい)の願望を強く意識するきっかけをくれる。
ただの痛みなど望んではいない。己の非力さを突きつけられ、生きることへの渇望を味わい尽くすことに、どうしようもなく恋い焦がれているのだ。
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55作目は、どこかに生きる誰かの独り言です。倒錯趣味とはときに甘美なものですね。人を選ぶ内容となっておりますので、閲覧の際はご注意ください。楽しんでいただけたら幸い。
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