【一人用】そのカラスは闇に溶けて【声劇台本】
台本:L!O 読み手:
【一人用】そのカラスは闇に溶けて【声劇台本】
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こんにちは。初めまして。十ロL!Oです。三作目の投稿となりました。
前回の「悲しみの旋律」の続き(?)になる台本が出来上がりました。西洋編のCM作ってからにしようと思ったのですが我慢できませんでした。許して。
今回は一人用声劇です。良かったらやってみてください。
追記:読みにくいので少し台詞いじりました
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貴女(あなた)は生きて。貴女の記憶、そこに少しでも私がいるのならば、これ程に嬉しいことはないから、それだけで私の生きた世界は鮮やかに彩られるから、だから…
貴女は覚えているでしょうか?私たちが出会った日を。
ああ、まるで昨日のことのように思い出せます。深い森の奥で、私の潰れかけた右眼を、貴女は手当てしてくださった。
雛鳥のように小さな私に貴女は優しく接してくださったのです。
貴女に時間がないことを知ったのはそれから間もないころです。私は少しでも貴女の力になりたいと思いました。だからあの日、禁忌を犯したのです。
鳥の身体を捨て、人となった。その事に後悔はしていません。こうして今、貴女と対等に会話をしているのだから。
嗚呼、だからこそ、貴女が望むのであれば私はこの身を全て捨てることができるのです。
貴女は私の全て。貴女が居なくなるくらいならば、私がこの身を亡す(ほろぼす)こともいとわない。
怖いことなどあるものか。罪に罪を重ねても、この先も貴女が居るのならば。
さようなら。ミルキー。
「私はあなたを愛していました」
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概要
クラリス=コルボノワール
元ニシコクマルカラスのオス。魔カラスという特殊な力を持って生まれたため、仲間の中では孤立してしまう。怪我をした時、屋敷から抜け出したミルキーに助けられる。
ミルキャメロット
通称ミルキー。病弱であまり長くは生きられないと言われ、箱入り娘として育てられたので捻くれた性格に育ってしまう。ある日から夢の中に現れるようになったクラリスの話し相手になる。
その後病状が悪化し、クラリスを死神だと勘違いしてしまう。
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使用BGM(敬称略)
「夢カラス影 piano arrange」伊達rabbit(原曲:kous fear 初音ミク)
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