【声劇】悲しみの旋律【二人用】
台本:L!O ♡:() ◆:()
【声劇】悲しみの旋律【二人用】
- 34
- 2
- 0
こんにちは、初めまして。十ロL!Oです。二作目の投稿になります。
今回は前作「能く或る噺」の別視点からのお話になります。舞台は日本から変わって中世のフランスです。
本当は西洋編のCM出してからにしようと思ったのですが、その、我慢ができなかったので出してしまいました。てへぺろ。
二人用声劇です。よかったら読んでみてくださいね。
________________
台詞
◆→執事(クラウド)
♡→お嬢様(ミルキー)
◆「…お嬢様?…お嬢様。」
♡「…!…何?クラウド」
◆「お嬢様、どうかされましたか?シューベルトのセレナーデ。お好きでしょう?それなのにまるで上の空じゃないですか」
♡「あなたって本当に口の利き方がなってないのね。」
◆「これは、大変失礼いたしました。ただ、いつも飽きずに聴いてる曲を流してもそんな顔をされたんじゃあ不思議でたまりませんよ」
♡「(ため息)…なんでもないわ。ちょっとした考え事よ。」
◆「考え事?」
♡「そう…ねえ、クラウド。あなたにはこの曲、どういう風に聞こえる?」
◆「…と、言いますと?」
♡「セレナーデ。恋人に捧げる歌なんて素敵よね。…でも、この曲をね、悲しい曲だって言った人がいたのよ。」
◆「…お嬢様。」
♡「可笑しいでしょう?…でも、何故かしら?…真っ向から否定できない私がいるのよ。」
◆「…風が出てまいりましたね。体に触ります。窓を閉めてよろしいでしょうか?」
♡「…ええ。お願いするわ。…ありがとう。もう下がっていいわよ。」
◆「はい、失礼します。」
♡「…悲しい曲…なら、あなたはどんな曲なら気にいるのかしらね」
___________________
概要
♡ミルキャメロット 14歳
貴族ブランシュラパン邸の一人娘。通称ミルキー。病弱であまり長くは生きられないと医者に言われ、箱入り娘として育てられたため、捻くれた性格に育ってしまう。
ある時夢の中で出会った「あなた」の話し相手になる。
◆執事(クラウド) 26歳
ホワイトラパン邸に勤めるミルキー専属の若き執事。小さい頃からミルキーの遊び相手として接していたため、ミルキーの扱いには一番慣れている。ミルキーに対する恋心などは一切ないが、自分の働き手がなくなるためなるべく長生きして欲しいと思ってるようだ。そこそこ性格が悪い。
クラリス=コルボノワール
ミルキーの夢に現れた青年。
________________
使用音源(敬称略)
作曲者 ちょーきんぐ。
切ない BGM
コメント
まだコメントがありません