CM風声劇「能く或る噺:西洋編」
作者 L!O 語り部:() クラリス:() ミルキー:()
CM風声劇「能く或る噺:西洋編」
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こんにちは。初めまして。十ロL!Oです。六作目にしてようやく西洋編のCMが出来ましたので投稿します。長かった。
タイトルの読み方は「能く或る噺」(よくあるはなし)です。
別視点の話ですがこちらの声劇と同じ世界観です↓
https://nana-music.com/sounds/0282daf7/
今回は三人声劇です。良かったらやってみてください。
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台詞
♥︎→語り部
♧→クラリス
♦︎→ミルキー
♥︎「愛ゆえに、その人のために命を散らす。そんなのナンセンスだわ。でも実際、能く或る噺なのよね。」
♦︎「きゃあ!だ、誰よ!?」
♧「え?私のことがわかりませんか?」
♦︎「あんたなんて知らないわよ!」
♧「そ、そんな…私はただあなたに恩を返しにきたのに、覚えてないだなんて…」
♦︎「うっ…何よ、私が悪いみたいじゃない。」
♧「いえ、あなたは悪くないんですミルキー。…そりゃそうですよね、私のことなんて覚えてないですよね…はあ…」
♦︎「あーもう!いいこと?そもそもあなたはマナーがなってないわ!レディに話かけるなら、まずは自分を名乗りなさい。話はそれからよ」
♧「…カラスが怖い、のですか」
♦︎「…ええ、だって気味が悪いもの。夜によくこの森を飛んでいるのだけど、まるで悪魔の使いだわ」
♧「そうですか。…ですが、彼らはきっと…いや、絶対に貴女に危害を与えませんよ」
♦︎「私、本当は、眠るのが怖かったのよ。もう目を覚ますことが出来ないんじゃないかって。でも、今はそんなことないわ。あなたのおかげよ。クラリス。あなたとならどこまでも飛んでいけるわ!」
♥︎「一羽のカラスは愛する彼女のために願う。まあ、能く或る噺だわ。例えそれが呪いだとしても愛があればどうでもよくなるのだから。ねえぼく?お暇でしょう?ちょっと私の話を聞いてちょうだいな」
♥︎「能く或る噺」
♧「私はあなたを愛していました」
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概要
クラリス=コルボノワール
元ニシコクマルカラスのオス。魔カラスという特殊な力を持って生まれたため、仲間の中では孤立してしまう。怪我をした時、屋敷から抜け出したミルキーに助けられる。
ミルキャメロット
通称ミルキー。病弱であまり長くは生きられないと言われ、箱入り娘として育てられたので捻くれた性格に育ってしまう。ある日から夢の中に現れるようになったクラリスの話し相手になる。
語り部
猫の妖怪。誰かと話すのが好きらしい。あくまで語り部なので詳しくは伏せるが、クラリスと出会うのはまた別の話。
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使用音源
「Waltz Of Anomalies」ナノウ feat 初音ミク
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